Classi開発者ブログ

教育プラットフォーム「Classi」を開発・運営するClassi株式会社の開発者ブログです。

Classi新卒1年目が技術的負債の返済プロジェクトにチームとして関わって感じたこと

自己紹介

こんにちは、Classi株式会社2020新卒エンジニアのid:kiryuanzuです。 以前寄稿した記事ではClassiの部活動の一つであるCTF Cafeについてお話しましたが、今回は2020新卒として印象に残ったことをテーマとして、自分が現在配属している「学習記録チーム」で初めて経験したプロジェクトとチームで日々行なっていることについて紹介したいと思います。

技術的負債を返済するぞ! 〜名付けて「借金返済チーム」〜

7月まであった新卒研修が終わり、学習チームに配属された筆者はチームの先輩と共にECS化に取り組むことになりました。その内容に関しては、自分と同じくECS化に取り組んでいた同期の小川が丁寧に紹介しているのでぜひご一読ください。

tech.classi.jp

10月頃にはリリース作業まで無事終わり、新しい課題に着手する上で新しく学習チーム内で作られた小さなチームに加入することになりました。 そのチーム名は「借金返済チーム」です。名前通り「学習チーム内の技術的負債をどんどん返済していくぞ!」という目的で結成されました。

Classiでは現在、プロダクト再建の試みが沢山行われており、その動きに加われることは大変興味深く、新卒の人間がどこまで貢献できるか心配な面もありましたが、できるだけ頑張っていこうと当時感じたのをよく覚えています。

自分以外のメンバーの中にはClassiのプロダクトを以前から長く触れているシニアエンジニアの方、SoftBank(SB)から出向で来られた新卒3年目の方と未経験中途で入社された2年目の方がいます。私含めた3人はジュニアクラスのエンジニアという比較的若手が多い構成です。

初めての大型プロジェクト

借金返済チームにして加入してすぐ、技術的負債を返済するための大掛かりなタスクをチーム全員で任されることになりました。 スケジュール上の都合として、10月からスタートし12月までに終わらせる方針で動くことになり、まずは調査で判明した膨大なタスク量を切り分けてタスクを消化するための行動を起こすことから始まりました。

具体的には、GitHub Projectsでタスクを一つ一つ切り分けて担当者を決め、カンバン方式で管理するようし、Googleスプレッドシートでバーンダウンチャートを作成して日毎のタスク消化量と目標の消化量を可視化させながら進めるようにしました。そのようにして、チーム内で今課されている膨大なタスクの「見える化」を行うようにしました。

進めていく中で、スケジュール的に不安を感じる時期もあり、その時はチーム外から助っ人を呼んで対応を行いなんとか軌道修正することができました。このような動きができたのも、膨大なタスク量の消化具合を可視化させることで進捗管理する意識が高まったことで、適切な判断を行うことができたのではないかと考えています。

このプロジェクトを経験したことで、チーム開発の中でどのようにしたら効率よく物事を進めていくことができるのかを以前より考えられるようになりました。

今振り返ると、膨大なタスクを地道に消化していく様はまさに地道に借金を返済していく様子と似ていたのではないかと思います。自分含めてチーム内では「借金返済チーム」という名前を大変気に入っていて、「今日も頑張って借金を返済していきましょう!」を合言葉にモチベーションを上げながらみんなでプロジェクトを無事終わらせることができました。

チーム内での活動 〜改名! 学習記録チーム〜

このような大きめのタスクが終わった後、学習チームの中にあるそれぞれのサービスごとに技術的負債を返済していく方針に変わることになり、借金返済チームは、学習チーム全体の技術的負債を返済するチームではなく一番関わることの多かった学習記録サービスを担当するチームとして生まれ変わることになりました。

大型のプロジェクトを経てチームメンバーとの絆は深まりましたが、さらにチームとして切磋琢磨していきたいと考え、様々なアプローチを現在行なっています。 具体的には、毎朝15分の読書タイムを設けて読後に感想を話し合う会や、「Angularまなび会」と題してフロントエンドの技術を勉強する試みをもくもく会形式で週一で行なっています。

また、チームメンバーの気分や調子をできるだけ把握しておこうと決め合って朝会の時に今日のタスクを話した後に自分自身の今の気分を伝え合う試みもしています。

このような取り組みを続ける中で、お互いがしたインプットを共有し合うことでみんなで新たに学びを得ることができたり、チームメンバーのパーソナリティを理解し合おうとする空気が作れているように思います。

まとめ

先ほども述べましたが、みんなで一緒に学んで成長していこうといったような空気があり、新卒という立場としてもこのような環境に身に置いて学べることは大変価値のあることだと感じています。そして、その状況を優しく見守ってアドバイスしてくれる先輩エンジニアの存在もあり良いチームになっていると常々感じています。

4月からはついに入社2年目に突入し、新しい動きや気付きが求められるようになっているのを実感する日々です。今も現チームで業務に励む日々ですが、今後は組織の体制の変化などにより、チーム異動等のイベントで今の環境から大きく変わることもあるかもしれません。そのような様々な状況に出くわす中でも、エンジニアとして成長し続けられるよう頑張っていきたいと思います。

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