Classi開発者ブログ

教育プラットフォーム「Classi」を開発・運営するClassi株式会社の開発者ブログです。

iOSDC Japan 2022に参加しました!

はじめに

こんにちは!Classiでモバイルエンジニアをしております、id:indiamelaです。

iOSDC Japan 2022で初めてオフライン参加してきましたので、そのご報告をさせていただきます!

(去年参加した横田さんによるエントリはこちら↓) https://tech.classi.jp/entry/2021/11/17/182544

iOSDC Japan 2022の紹介

iOSDC Japan 2022 はiOS関連技術をコアのテーマとしたソフトウェア技術者のためのカンファレンスです。

弊社Classiは今回、シルバースポンサーを務めさせていただきました!

https://iosdc.jp/2022/

今年は9/10~9/12の3日間開催され、初めてのオンラインとオフラインのハイブリッド開催となりました。

コロナ禍での開催でしたが、チケット発券数は過去最大とのこと。オフラインの入場者は少ないと思いきや、3日間とも大賑わい!オンラインでも同じように盛り上がっており、どちらで参加しても十分楽しめるものでした。

1階ブーススペースの様子
セッションの様子

印象に残った発表

ここからは、私がiOSDCを振り返って特に印象に残っている発表を簡単にご紹介させていただきます。

ウーニャ、しってる。みんなふんいきでSwiftUIをつかってる。

https://fortee.jp/iosdc-japan-2022/proposal/28a7ecff-a0f1-40c9-80a5-b8ed2fb0fd94

DeNAのウホーイさんによる発表です。タイトルがインパクトあって笑っちゃいましたが、内容はとても真面目。

SwiftUIはUIKitに比べて直感的に書きやすいが故に、何も考えずに書くと巨大なViewが出来上がってしまいます。こうした膨れ上がってしまうViewをうまく分割して、読みやすくする方法について分かりやすく説明してくれています。

ClassiではまだリリースしているアプリでSwiftUIを採用しておりませんが、今後採用するにあたってとても重要な知識を学ぶことができました。

Swift Concurrency時代のリアクティブプログラミングの基礎理解

https://fortee.jp/iosdc-japan-2022/proposal/397d52a7-8f62-4c40-8392-2dc081227189

ZOZOのばんじゅんさんによる発表は、リアクティブプログラミング(RP)の基礎に立ち返って考えるというものでした。

発表後にばんじゅんさんとお話する機会があったのですが、どうやら学生時代にRPの研究をされていたとのこと。

昨今RPが主流となってきた時代にSwift Concurrencyが新たに出てきて、一体どう違うの?みたいな疑問は私だけでなく多くの人が持っていたかもしれません。

それらを時代背景やそれぞれの本質を捉えながら解説していて、疑問の解消につながる素晴らしい発表でした。

Swift Concurrency時代のiOSアプリの作り方

https://fortee.jp/iosdc-japan-2022/proposal/b50a5503-00e3-4dd3-ba1a-b28cd59c6a33

koherさんによるこちらの発表は、まるで自分が実装しているかのように話の流れが綺麗で、とてもわかりやすい内容でした。Actor Protocolなど、浅い知識で留まっていた事の理解が深まり、またテスト実装にもどう取り入れるかを学ぶきっかけになりました。

私たちClassiメンバー内でも「この動画は新人が入ってきたらぜひ観てもらいたい」という声が上がるくらい好評でした!

モバイルアプリのオブザーバビリティを向上させるプラクティス

https://fortee.jp/iosdc-japan-2022/proposal/6bafac07-06f1-4846-964e-78dccfb29185

サイバーエージェントのnadeさんによる発表です。オブザーバビリティの向上を今期の目標とする私たちにとっては一番と言っていいほど良かった内容でした。

近年SREの手法をアプリケーションまで拡大する動きが広まっている一方、モバイルアプリの信頼性を担保することはとても難しいものです。そうした中で、モバイルアプリにおけるオブザーバビリティとは何なのか、どうやったら向上させることができるのかについて丁寧に解説して下さいました。

この発表の後、私たちはnadeさんに直接話を伺いながら具体的なネクストアクションまで決めることができ、とても実りのある時間になりました。

実は私たち...

実は私たちClassiネイティブアプリチームは、2020年から始まったフルリモート体制以来、一度もオフラインで集まることがありませんでした。

それが今回のiOSDC 2022をきっかけに、全国からiOSアプリ開発者が集結!開催前日には本社で仕事をしながら親睦を深め、イベント中もたくさん議論する事ができました。

こういうきっかけ作りができた事もとても嬉しかったです。

おわりに

今回はオンラインとオフラインの同時開催でしたが、お祭りのような雰囲気を味わったり多くの人とコミュニケーションできるのは、オフラインならではの魅力だと改めて感じました!

最近は休みの日にiOSDCのTシャツを着てアーカイブされた動画を観たりしています。まだお祭り気分が抜けきってないようです。笑

以上、iOSDC 2022の参加レポートでした!来年も楽しみにしています!

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