Classi開発者ブログ

教育プラットフォーム「Classi」を開発・運営するClassi株式会社の開発者ブログです。

プロダクト本部の誕生と組織変更の狙い

みなさん、こんにちは。プロダクト本部 本部長のid:tetsuro-ito です。Classiでは、8月に組織体制を再編して新たな組織体制に移行しましたので、今日はその内容と狙いを説明します。 以前のブログでも組織に関する話を紹介しており、その継続的な話になるため、あらかじめ参考記事として紹介しておきます。

なぜ組織変更をしたか

昨年の記事でチームトポロジーを参考に組織編成を考えた話を紹介しました。当時も念頭においていたのはプロダクトの開発をよりスムーズに行えるようにし、事業目標を達成しにいくことが狙いとしてありました。2022年度のClassi社内の認識として、2020年のインシデント・高負荷障害を乗り越え、サービスもきちんと安定稼働してきたことから、いわゆるサバイバルモードを抜け出し、ラーニングモードの中で事業目標を達成しにいくつもりでした。

しかし、半年間そうした組織で運用して行った結果、狙いとは裏腹にあまりうまくいきませんでした。ClassiではICT教育の環境変化に伴って、学習系のサービスに注力をしていく戦略を取っています。2023年度にはこれまでの学習機能を刷新して、新たに学習トレーニングという機能をリリースしていく想定でしたが、その開発に黄色信号が灯ってしまう状態でした。そのため方針を転換し、まずはきちんとこの学習トレーニングを開発し、お客様に届けられるような体制へシフトしました。その甲斐もあって、今期は無事に機能のリリースができています。

また、以前よりClassiではマトリクス組織という組織形態を採用していました。エンジニアやデザイナー、マーケターなどの職能を束ねる組織とClassiの各機能を担当するファンクションチームの縦横の組織でした。職能ごとに切り分けた結果、デザイナーやデータ系の組織などを誕生させることができ、メリットもあった一方で指揮系統が2箇所あることで、事業目標に向けた動きが難しかったり、情報連携にも課題があるなど、いくつかの課題もありました。

どのように組織を変更したか

組織変更のbefore/after

今回はClassiのプロダクトに関わる組織を大きく再編しました。上記の図の通り、これまでディレクターやデザイナーの職能を統括していたプロダクトデザイン本部(プロデザ本部)とエンジニアやデータサイエンティストを統括していた開発本部、プロダクトマーケティングに携わっていたプロダクトマーケティング部(PMM部)を一つの本部に統合し、それをプロダクト本部と名付けました。プロダクト本部は3つの部署からなる本部で学習PMF部、Growth部、プラットフォーム部の3つの部署で構成されています。

学習PMF部

まず、学習PMF部についてです。PMFとはProduct Market Fitの略語で、プロダクト開発やマーケティングの分野で用いられる用語です。前述したようにClassiでは、新たな学習体験を顧客へ届けるために学習トレーニング機能をリリースしています。この学習トレーニング機能をきちんと開発し、市場に受け入れられ、活用していくことが主なミッションとなります。この部に所属する開発グループとして、学習トレーニング機能を開発するチームや、学習コンテンツを搭載する機能を開発するチーム、コンテンツを作成し搭載するチーム、個別最適化学習のレコメンドエンジンを開発するチームなどが所属しています。

Growth部

次はGrowth部についてです。こちらの由来もグロースハックなどのグロースで既存のサービスを育てていく意味合いがあります。こちらは主にClassiの既存機能を担当する開発グループが所属しています。コミュニケーション機能やコーチング機能、サービスの利用開始の設定登録や認証の機能など、さまざまなものがあります。こちらの部署では、既存の機能を改善し、顧客によりよく利用してもらうことを主なミッションとしています。

プラットフォーム部

最後にプラットフォーム部です。こちらはその名の通り、サービスの基盤のようなものを担う組織です。主な機能としてインフラ/SREやQA(Quality Assurance)の機能を持った組織が所属しています。

以前の記事でチームトポロジーの概念を参考にしていると紹介しましたが、その観点でいうと、ストリームアラインドチームは学習PMF部とGrowth部で、プラットフォーム部はシステムプラットフォームチームの位置付けとなります。

プロダクトボードの導入 *1

プロダクトボードと横断ボード

今回、各部の意思決定の仕組みとしてプロダクトボードという仕組みを構築しました。ここはこれまでプロダクトマネージャーが担う職責でしたが、一人にかかる負担が高く、専門性も広く見切れないという課題がありました。それに対して、プロダクトマネジメントをそれぞれの職能のリーダーが分業で行うプロダクトボードという仕組みを採用し、それぞれの職能の合議をもって意思決定をしていくようにしています。

プロダクトボードの構成として、プロダクトマネジメントトライアングルを参考にしており、エンジニアリングサイドのリーダー、顧客サイドのリーダー、ビジネスサイドのリーダーを配置し、良い綱引きができるような体制です。まだまだ理想的な配置ができているかといえば、まだまだですが、ここをこれから育成し、きちんとしたプロダクトマネジメントが行える体制としていきたいと考えています。

また、これまでの課題として、ファンクションチームで構成されていたため、Classi全体のプロダクトの方向性を作り上げる組織が不明確でした。そこで今回は、それぞれのプロダクトボードの上に横断ボードという会議体を設置し、事業の計画やプロダクトロードマップの検討、それぞれの開発のモニタリングなどを検討できるようにしています。

Classiは2025年のビジョンとして、

先生とともに、学びから学ぶ仕組みを創り、ワクワクする子供を増やします

というビジョンを掲げています。今回の組織変更はこのビジョンの達成に向けて一丸となって動いていけるようにしているつもりです。今後も運用を続ける中でさまざまな困難が出てきて、都度見直すこともあるでしょうが、それも全てClassiの掲げるミッションやビジョンを達成するためです。

このような取り組みに共感いただける方は、ぜひとも当社の採用ページより話を聞きにきてください。

採用ページ

*1:プロダクトボードはエス・エム・エス社の取り組みを参考にしています

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