Classi開発者ブログ

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ノンデザイナーの開発チームで『ノンデザイナーズ・デザインブック』読書会を行いました

開発グループ2(通称:kobitoチーム)のチームリーダーをしている前川です。今回は、チームメンバーを中心に『ノンデザイナーズ・デザインブック』という本の読書会を行いました。 kobitoチームでは以前『ルールズ・オブ・プログラミング』の読書会を行いました。その後、Angular コーディングスタイルガイドを読む会を行い、今回の『ノンデザイナーズ・デザインブック』を行いました。

『ノンデザイナーズ・デザインブック』

『ノンデザイナーズ・デザインブック』は、デザインの基本原則をわかりやすく解説した入門書です。コントラスト・反復・整列・近接という4つの原則を中心に、非デザイナーでも見やすく美しいデザインを作る方法を学べます。プレゼン資料やWebデザインなど、実践的に役立つ内容が詰まっています。

マイナビの『ノンデザイナーズ・デザインブック』紹介ページ

20年以上愛されている、デザインの定番書です。デザインはデザイナーだけに必要な要素ではありません。いまやエクセルやワード、パワーポイントを使って資料を作る際にも重要となります。読みやすいデザイン、伝わるプレゼン資料、わかりやすいレイアウトを作りたい方におすすめの一冊です。

「20年以上愛されている」とあるとおり、長く読まれている本です。書名の『ノンデザイナーズ・デザインブック』をキーワードに指定したGoogleトレンドを見てもロングセラーな感じがうかがえます。

ちなみに私がこの本を購入したのは2016年6月でした。

きっかけは日々の開発から

私たちのチームは社内で利用する学習コンテンツ管理システムを開発しています。機能の追加などでUIを新しく組んだり、変更したりするときは、タスクを担当したメンバーがシステムを一緒に担当しています。みんなノンデザイナーなので、画面やモックを見ながらディスカッションをしていました。 その中で、以下の状態になると良いのではということで、@lacolacoの勧めもあり読書会のテーマに採用しました。

  • 全メンバーが一定のデザインの知識を持っている
  • デザインに関するチーム内での共通の基準が存在する

読書会の進め方

全体的な方針

  • 対象はPart1の基本的な項目のみとする
  • 各回1Chapterを取り上げる

実際に書籍ではPart3までありますが、まずは「基本」をチームで一緒に押さえようということでPart1のみを対象に限定しました。

会の進行

各回30分で進行しました。1Chapterごとに担当者が15分程度で要約を発表し、残りの時間で感想やディスカッション、書籍内の課題にトライするなどを行いました。他に、そのチャプターの内容が実際にチームで作っているシステムにどう当てはまるのか、という話もしました。

実際のシステムの画面を例として

勉強会を行ってみて

メンバーの感想

有名な4つの原則、「近接」「整列」「反復」「コントラスト」はさすがに印象的でしたが、その後の色のチャプターも見逃せない内容でした。特にカラーについてのChapter7の内容はどのメンバーも新鮮だったようです。

ノンデザイナーが読む書籍として「専門用語など変に高度な内容になってなかったのも良い」「主題が明確になり、具体的な例とともに説明されているので、理解しやすい」「内容的にもスラスラ読みやすく且つ理解しやすく、納得感も強かった」など、参加したメンバーも理解できたようでした。

専門外ということもあり「なんとなく」とらえていたことを、論理的に言語化された形で提示されたことに感動の声もありました。

今後に向けて

振り返り会の中で、作っているシステムに活かせるところなどをディスカッションして、チケットを切ったりしました。たとえば「反復」の原則から考えると、一貫していないUIや、色の持つ意味の確認などが上がりました。

勉強会の振り返りで登録されたチケット達

まとめ

『ノンデザイナーズ・デザインブック』は有名な本なので、読んだ人や概要を知っているという人も多いと思いますが、ノンデザイナーズなチームで一緒に読むというのは、基準や知識などを揃えるという効果があるのでおすすめです。

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