こんにちは。Classiのみんなの頼れるお兄さん id:Soudai です。 Classiでは例年、新卒エンジニア向けの研修「そーだい塾」を実施しており、今年も2時間の研修を3回にわたって開催しました。
今日はこの研修をご紹介しながら、当日の雰囲気やスライドには書いていない部分や大切な考え方をご紹介します。
- 第1回:リリースの極意
- 第2回:日々の仕事の中で成長する
- 第3回:具体と抽象と現場
第1回:リリースの極意
第1回では、ソフトウェアエンジニアにとって最も重要な「リリース」について取り上げました。
登壇資料
伝えたかった狙い
まずはエンジニアたるもの、リリースから始まるということでリリースをテーマにしました。 このセッションは例年やっています。
当日は新卒だけでなく、 id:lacolaco をはじめとしたClassiのエンジニアも参加して、リリースに対する考え方やリリースの重要性の議論も行いました。 2~3年も経てば、データベースの変更が必要な機能のリリースも必要になりますし、数ヶ月もかかるような大きなコードベースのプロジェクト単位のリリースも行うようになります。そういう時にこの話を思い出してほしいのです。そうすれば事前に事故を防ぐことができます。そうやって経験していく中で「これは、そーだいさんが言ってたやつだ」となってほしいなと思っています。
第2回:日々の仕事の中で成長する
第2回では、エンジニアとしての成長と仕事のコツを紹介しました。 毎日8時間働いていくのですから、その中で成長し、仕事で成果を出し、評価を得ることが重要です。 そのために必要なスキルや考え方を伝えました。
登壇資料
伝えたかった狙い
この回の資料は、まず知っていることがとても重要な内容を中心に構成しました。 早く知れば知るほど複利が効く内容で、出来なくてもまずは知っておいて出来るようになるまで繰り返すことが大切です。
意識していればできるようになるスキルですし、逆に言えばこれができない場合はどこかで社会人として躓くことになるでしょう。 だからこそ早めに知識として知っておき、身につけてほしいということで紹介しました。
第3回:具体と抽象と現場
最終回では、エンジニアにとって重要な思考法である「抽象化と具体化」について深く掘り下げ、それを具体的にどのように実践するかを紹介しました。
登壇資料
伝えたかった狙い
この話は去年はしておらず、完全な新作です。 抽象化と具体化は、ソフトウェアエンジニアにとって非常に重要なスキルであり、これを身につけることでより良いソフトウェアを作ることができます。 無意識に行っていることも多いですが、意識的に行うことでより効果的に活用でき、再現性が上がります。
抽象化と具体化の往復を仕事で行っていくうえで、現在の自分の抽象度がどの位置なのか把握することから始めましょう。ということを伝えました。
そして最後に実際に仕事をするうえで、抽象化と具体化をどのように活用していくかを紹介しました。 顧客が求めているものを理解し、言われたことを作るのではなく、必要なものを作るためにも抽象化と具体化の往復が重要です。
仕様を満たすコードを書くのではなく、要求を満たすコードを書くことが大事だし、要件に合わせて設計するのではなく、要求に合わせて要件を整理するのが大事なんだよな。 #phpconfuk
— そーだい@初代ALF (@soudai1025) 2023年6月24日
終わりに
Classiでは2021年から4年間にわたって新卒エンジニア向けの研修「そーだい塾」を実施しています。 もちろん新卒のメンバーがこの研修を受けることによって、すぐに仕事ができるようになるわけではありません。 ですが、2年後、3年後に振り返ったときに「そーだい塾で学んだことが役に立った」と思ってもらえるような内容を提供しているつもりです。
そして実際に今の2年目、3年目のメンバーからは「改めて今年の新卒研修を眺めていると、そーだい塾で学んだことの解像度が上がっている」と言ってもらえています。 こういう若者の成長を感じられることも、そーだい塾をやっていてよかったなと思う瞬間ですね。
今年の新卒のメンバーが実際の業務を通じて成長し、数年後に「そーだいさんの言ってたこと、今ならわかる!」と言ってもらえる日が来ることを楽しみにしています。
参考記事